美幸さんからの感想

震災後すぐから被災者の物心両面の必要に応じて活動しているビーワンのことを知り、英国で義援金活動を続けてきた私たち家族(40代の親と16・18歳の息子・娘)は赤十字のお役所仕事に落胆していたのもあり、クリスマス休暇に石巻でボランティアをさせていただくことにしました。

飛行機と新幹線・バスを乗り継ぎ、12月22日10時に到着、自己紹介しつつ早速ご近所のがれき搬出の仕事に取り掛かりました。がれきは新築のおうちのまだ新しい木材等の建築材で、石巻市でもこの近辺は手付かずで戸・壁・窓のもぎ取られた家々がそのまま残されていました。広島原爆3日後に路上電車を走らせた日本でこのような光景を見てショックでした。トラックにがれきを積んでいく私たちにご近所の人々が「ご苦労様です、ありがとうございます」と声をかけてくださり、ビーワンがこのあたりのおうちを一つ一つ片付け、手直しし、住める様にしてくれたんだと感謝しておられました。東北出身の友人から東北の人は古い慣習を大切にし、よそ者にはきびしいと聞いていたので、ビーワンの様々な献身的な働きが心の奥深くまで届いていることを感じました。

道路もまだぼこぼこで、広大ながれき搬入場には破損した車両・自転車・電化製品・布団タタミ類・建築材の山があり、隣接する海と大川はこの日は波もなく静かでした。

他のボランティアたちは近隣の団地の集会場で手品ショーを行い、2回とも大盛況でした。

午後からはご近所の方を招いてのクリスマスパーティの準備をし、夜には30人以上が集まりました。会話が弾み、手品ショー再演後、キャロルを歌い、メッセージを聞き、祝福されたひと時を過ごしました。最後にアメリカの老婦人方からの心のこもった手作りの毛布・マフラー・巾着袋と紅茶とお菓子のプレゼントを受け取り、来会者は感動されていました。

クリスマスイブは一日電気の通っていないお宅の片付けをし、電気のありがたさを痛感。暗闇は心まで暗くします。一刻も早い復旧を祈るばかりです。4時の日没とともに暗くなると作業が困難になり、まだまだいっぱい残しつつ終了。1階の折れ曲がったスチールの柱等を切り分けたのをトラック一杯に積んでがれき搬入場へ運びました。

被災者の方の思い出が詰まっているであろう家具や持ち物のひとつひとつを取っておくものと捨てるものに仕分けする作業はとても胸が痛みましたが、室内のあちこちにお札のあるこのご家庭がハドルストン家を通してキリストに出会ったことを確信し、更なる癒しを祈りました。

夜はハドルストン一家がイブ礼拝と食事に出かけている間疲れていた私たちはお留守番していたのですが、ご近所の方が次々と雪の降る中プレゼントを手に訪れ、まさにクリスマスのお話のようでした。ハドルストン家の子供たちとチャド・ジェニファーさんのあふれるキリストの愛にへりくだらされました。

石巻は復興までまだ程遠く、祈りとあらゆる面での助けが必要とされています。神の怒りに触れたのではなく愛の神は共に泣き、希望と光を与えようとしておられることを知ることができますように。

美幸・ティム・せいら・礼

 

This entry was posted in ストーリー. Bookmark the permalink.

Comments are closed.